YAMAHA B−1. 20台目修理記録
2024/5/2.持込     .完成 
寸評
  • ヤマハがOEMで作らせたFETが使用されております(写真C81〜C96)。
    これの代替えは大変です、2〜3個パラにしないと損失が足りませんし、物理的に大変です。
    放熱器に異常に熱くなる(熱センサーが働く)、「ポップ」ノイズ出る、電源OFF時やスピーカ接続時に“ボツ”と鳴る等は直ぐに点検しましょう。
    UC-1を使用時、SPのマイナスラインは切り替えていませんので、RLの短絡に注意する。
    プロテクト回路に、未熟な所が有り、「4台目B−1」の様に終段SIT(静電誘導型トランジスター)が死にました!
    問題は、終段SIT(静電誘導型トランジスター)ブロックに温度感知サーミスタが付いていますが、動作が100%では有りません。
    温度感知して作動(多分80度C)しても、終段SIT(静電誘導型トランジスター)に電気が遮断されない事が、希に起こります。
    改造方法は修理の中にヒント有り。
    長期間使用しない場合は、待機電力 節約の為、電源コードを抜いて下さい。
A. 修理前の状況
  • ご指摘の通り左側の2SK77が死んでいます。
    3年程前から色々手を尽くしてきましたが直りません。
    なんとかもう一度B−1(B−I)の音を聴きたいので、そちらで修理して頂くことは可能でしょうか?
    期限は気にしませんので、とりあえず預かってもらえれば幸いです。
    よろしくお願い致します。


B. 原因・現状
  • ブロック電解コンデンサーが交換され、容量が12000μ。
    右側ドライブ基板故障。
    電源出力TR基板故障。
    UC−1付属ですが、修理しないので、ユーザーが持ち帰る。

C. 修理状況

D. 使用部品
  • オーディオ用電解コンデンサー    個(ニチコン・ミューズ使用)。
    フイルム・コンデンサー         個。
    半固定VR              12個。
    TR(トランジスター)           個。
    FET(Field Effect Transistor)      個。
    SP接続リレー              5個。
    温度検知器(サーモスタット)     2個。
    カードエッジコネクター         3個。


E. 調整・測定

G. 修理費(改造費)      ,000円  「オーバーホール修理」。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. YAMAHA B−1 の仕様(マニアルより)

U. YAMAHA UC−1 の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。UC−1付属ですが、修理しないので、ユーザーが持ち帰る。
A11. 点検中、 上下蓋、左右パネルを取り、上から見る。 上下蓋、左右パネル、止めビスはユーザーが持ち帰る。
A12. 修理中 各基板、終段FETブロックを外したシャーシ。
A13. 点検中、 上蓋、左右パネルを取り上から見る。右ドライブ基板カードエッジコネクター絶縁不良、 接点復活剤の塗布により炭化(接点の黒い所)が酸化されて入る。隣との端子間で270Vの電位差がある所がある。
A14. 点検中、 上蓋、左右パネルを取り上から見る。左ドライブ基板カードエッジコネクター絶縁不良、 接点復活剤の塗布により炭化(接点の黒い所が酸化されて入る。隣との端子間で270Vの電位差がある所がある。
A15. 点検中、 上蓋、左右パネルを取り上から見る。フイルター基板カードエッジコネクター絶縁不良、 接点復活剤の塗布により炭化(接点の黒い所が酸化されて入る。
A21. 点検中、 上下蓋、左右パネルを取り、下から見る。 上下蓋、左右パネル、止めビスはユーザーが持ち帰る。
A22. 点検中、電源ブロック電解コンデンサー下。 電源ブロック電解コンデンサーが交換されている。
A23. 点検中、電源ブロック電解コンデンサー容量測定、 右側+側=12210μ/120HZ。
A24. 点検中、電源ブロック電解コンデンサー容量測定、 右側−側=12230μ/120HZ/。
A25. 点検中、電源ブロック電解コンデンサー容量測定、 左側+側=12200μ/120HZ。
A25. 点検中、電源ブロック電解コンデンサー容量測定、 左側−側=12200μ/120HZ。
A31. 点検中、内部ヒューズ、交換無。
C. 修理状況 。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理中 各基板(ドライブ基板2個)の修理・検査は専用器で行う。
C11. 修理前 R側ドライブ基板。
C112. 修理前 R側ドライブ基板。バイアス調整半固定VRのミゾが変形している、何回も調整した証拠。
C113. 修理中 R側ドライブ基板、出力FET(Field Effect Transistor)とTR(トランジスター)の放熱シリコン点検。
C12. 修理後 R側ドライブ基板。フイルムコンデンサー3個、半固定VR4個、電解コンデンサー3個、TR(トランジスター)3個交換
C13. 修理前 R側ドライブ基板裏。 
C14. 修理後 R側ドライブ基板裏。 全ての半田をやり修す。
C15. 完成R側ドライブ基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理前 L側ドライブ基板。
C212. 修理中 L側ドライブ基板、出力FET(Field Effect Transistor)とTR(トランジスター)の放熱シリコン点検。
C22. 修理後 L側ドライブ基板。 フイルムコンデンサー3個、半固定VR4個、電解コンデンサー3個、TR(トランジスター)3個交換
C23. 修理前 L側ドライブ基板裏。 
C24. 修理(半田補正)後 L側ドライブ基板裏。 全ての半田をやり修す。
C25. 完成L側ドライブ基板裏 洗浄後防湿材を塗る。
C30. 修理中 各基板(Filter基板、電源基板3個)の修理・検査は専用器で行う
C31. 修理前 Filter基板
C312. 修理中 Filter基板。足黒TR(トランジスター)。
C33. 修理後 Filter基板 リレー1個、電解コンデンサー4個、フィルムコンデンサー6個 交換
C34. 修理前 Filter基板裏。
C35. 修理(半田補正)後 Filter基板裏、フィルムコンデンサー4個追加。 全ての半田をやり修す。
C36. 完成Filter基板裏、洗浄後防湿材を塗る。
C41. 修理前 電源1基板。
C412. 修理中 電源1基板。電解コンデンサー固定用の接着材、当時は溶媒にトルエンが使用されており、銅を腐食する。 焼損保護を被した抵抗を外して点検。
C413. 修理中 電源1基板。電解コンデンサー固定用の接着材を取り除いて、防湿材を塗る。TR(トランジスター)放熱器は古い接着材を取り基板に接着し直すする。
C42. 修理後 電源1基板  電解コンデンサー8個、抵抗2個、TR(トランジスター)3個交換。
C43. 修理前 電源1基板。TR(トランジスター)の放熱器周り。
C44. 修理後 電源1基板。TR(トランジスター)の放熱器、放熱器をしっかり基板に接着する。
C45. 修理前 電源1基板。TR(トランジスター)の放熱器、反対側。
C46. 修理後 電源1基板。TR(トランジスター)の放熱器、反対側。放熱器をしっかり基板に接着する。
C47. 修理前 電源1基板裏。
C48. 修理中 電源1基板裏。放熱を良くする為、銅箔の半田面を広げる。
C49. 修半田補正)後 電源1基板裏。 全ての半田をやり修す。
C4A. 完成電源1基板裏、洗浄後防湿材を塗る。
C51. 修理前 電源2基板。
C52. 修理前 電源2基板。 足黒TR(トランジスター)。
C53. 修理前 電源2基板。 足黒TR(トランジスター)、反対側。
C54. 修理後 電源2基板。 TR(トランジスター)の放熱器。 
C55. 修理後 電源2基板。 TR(トランジスター)の放熱器。 放熱器をしっかり接着する。
C56. 修理前 電源2基板。 TR(トランジスター)の放熱器、反対側。
C57. 修理後 電源2基板。 TR(トランジスター)の放熱器、反対側。 放熱器をしっかり接着する。
C58. 修理前 電源2基板。TR(トランジスター)の放熱器その2。
C59. 修理後 電源2基板。 TR(トランジスター)の放熱器その2。放熱器をしっかり接着する。
C5A. 修理前 電源2基板。 TR(トランジスター)の放熱器その2、反対側。
C5B. 修理後 電源2基板。 TR(トランジスター)の放熱器その2、反対側。放熱器をしっかり接着する。
C5C. 修理中 電源2基板、
            電解コンデンサー固定用の接着材、当時は溶媒にトルエンが使用されており、銅を腐食する。
C5D. 修理中 電源2基板、 電解コンデンサー固定用の接着材を取り除いて、防湿材を塗る。
C5E. 修理後 電源2基板。 TR(トランジスター)12個、半固定VR3、電解コンデンサー16個交換
C5F. 修理前 電源2基板裏。
C5G. 修理中 電源2基板裏。放熱を良くする為、銅箔の半田面を広げる。
C5H. 修理(半田補正)後 電源2基板裏。 全ての半田をやり修す。
C5I. 完成電源2基板裏、洗浄後防湿材を塗る。
C61. 修理前 電源3基板。
C62. 修理前 電源3基板。 足黒TR(トランジスター)。
C63. 修理前 電源3基板。 足黒TR(トランジスター)その2。
C64. 修理前 電源3基板、TR(トランジスター)の放熱器。
C65. 修理後 電源3基板、TR(トランジスター)の放熱器。 放熱器をしっかり基板に接着する。
C66. 修理前 電源3基板、TR(トランジスター)の放熱器、反対側。
C67. 修理後 電源3基板、TR(トランジスター)の放熱器、反対側。 放熱器をしっかり基板に接着する。
C68. 修理後 電源3基板  TR(トランジスター)8個、フイルムコンデンサー4個交換
C69. 修理前 電源3基板裏。
C6A. 修理後 電源3基板裏 定電圧TR(トランジスター)の足の銅箔を広げる。
C6B. 修理(半田補正)後 電源3基板裏。 全ての半田をやり修す。
C6C. 完成電源3基板裏、洗浄後防湿材を塗る。
C71. 修理前 終段電源出力TR基板。
C72. 修理後 終段電源出力TR基板。 TR(トランジスター)4個交換。
C73. 修理前 終段電源出力TR基板裏。
C74. 完成終段電源出力TR基板裏。
C75. 修理前 終段電源出力TR基板コネクター足。
C76. 修理(清掃)後 終段電源出力TR基板コネクター足。清掃する。
C81. 修理前 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77。 左=−側、右=+側。
C82. 修理中 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77、+側測定。
C83. 修理中 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77、−側測定。
C84. 修理前 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77裏。 左=−側、右=+側。
C85. 修理後 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77裏。 左=−側、右=+側、サーモスタット増設。
C86. 修理前 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77コネクター足。
C87. 修理(清掃)後 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77コネクター足。 左=−側、右=+側。
C91. 修理前 左側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77。 左=+側、右=−側。
C92. 修理中 左側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77、+側測定。
C93. 修理中 左側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77、−側測定。
C94. 修理前 左側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77裏。 左=+側、右=−側。
C95. 修理後 左側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77裏。 左=−側、右=+側、サーモスタット増設。
C96. 修理前 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77トランジスター足。 左=側+、右=−側。
C97. 修理(清掃)後 右側終段出力SIT静電誘導型トランジスター2SK77トランジスター足。 左=側+、右=−側。
CA1. 修理前 電源投入回路周り。
CA2. 修理後 電源投入回路周り。
CB1. 修理前  電源投入SW基板
CB2. 修理後  電源投入SW基板 電解コンデンサー2個交換。
CB3. 修理前 電源投入SW基板裏。
CB4. 修理後 電源投入SW基板裏。 全ての半田をやり修す。
CB5. 完成電源投入SW基板裏、洗浄後防湿材を塗る。
CC1. 修理前 右ドライブ基板カードエッジコネクター。 接点復活剤の塗布により炭化(接点の黒い所)が酸化されて入る。
CC2. 修理(交換)後 右ドライブ基板カードエッジコネクター。
CC3. 修理前 左ドライブ基板カードエッジコネクター。 接点復活剤の塗布により炭化(接点の黒い所が酸化されて入る。
CC4. 修理(交換)後 左ドライブ基板カードエッジコネクター。
CC5. 修理前 フイルター基板カードエッジコネクター。 接点復活剤の塗布により炭化(接点の黒い所が酸化されて入る。
CC6. 修理(交換)後 フイルター基板カードエッジコネクター。
CD0. 後パネルを取り、傾けて修理中。
CD1. 修理前 入力RCA端子。
CD2. 修理(交換)後 入力RCA端子。テフロン絶縁RCA端子に交換。
CD3. 修理前 RCA端子基板。
CD4. 修理後 RCA端子基板。電解コンデンサー2個交換。
CD5. 修理前 RCA端子基板裏。
CD6. 修理後 RCA端子基板裏、フイルムコンデンサー2個追加。 全ての半田をやり修す。
CD7. 完成RCA端子基板裏、洗浄後防湿材を塗る。
CD8. 完成RCA端子基板取り付け。
CE1. 修理中 入力切換SW(Normal/Direct)分解。修理済で接点綺麗!
CE2. 修理中 入力切換SW(Normal/Direct)可動接点が開いている。前回修理ミス!
CE3. 修理(清掃)後 入力切換SW(Normal/Direct)可動接点修理後。
CE4. 修理(清掃)後 入力切換SW(Normal/Direct)、3A位流し確認する。
CE5. 修理中 RumbleFilterSW(Normal/Direct)分解。
CE6. 修理中 RumbleFilterSW(Normal/Direct)接点。
CE7. 修理(清掃)後 RumbleFilterSW(Normal/Direct)接点清掃後。
CF1. 修理前 出力フイルター基板。
CF2. 修理前 出力フイルター基板裏。
CF3. 修理(半田補正)後 出力フイルター基板裏。 全ての半田をやり修す。
CF4. 完成出力フイルター基板裏。 半田補正・洗浄後防湿材を塗る。
CG1. 修理前 SP接続リレー。
CG2. 修理前 SP接続リレー。  リレー5個交換。使用するのは1個ですが入手難なので5個交換。
CH1. 修理前 SP接続端子。
CH2. 修理(交換)後 SP接続端子。 WBT0735使用。
CI1. 修理前  電源コード取り付け。
CI2. 修理(交換)後  電源コード取り付け。
CI3. 完成  電源コード交換。ソケットのアース端子が無いのはユーザーの要望、後付は簡単です。
CI4. 修理中 3Pプラグにケーブル取り付。 差し込み固定が一般ですが、時計方向に巻き付けると良い。
           上のK線=巻き付いた端側、 下の白線=挿入した側。止めビスは未締結です。
           これで差し込み固定の3倍位接触面積が増し、接触抵抗が低くなる。
CI5. 修理中 3Pプラグにケーブル取り付。差し込み固定が一般ですが、時計方向に巻き付けると良い、反対側。
           上の白線=巻き付いた端側、 下のK線=挿入した側。止めビスは未締結です。
           これで差し込み固定の3倍位接触面積が増し、接触抵抗が低くなる。
CI6. 修理中 3Pプラグにケーブル取り付。 差し込み固定が一般ですが、時計方向に巻き付けると良い。
           上のK線=巻き付いた端側、 下の白線=挿入した側。
           これで差し込み固定の3倍位接触面積が増し、接触抵抗が低くなる。
CI7. 修理中 3Pプラグにケーブル取り付。差し込み固定が一般ですが、時計方向に巻き付けると良い、反対側。
           上の白線=巻き付いた端側、 下のK線=挿入した側。
           これで差し込み固定の3倍位接触面積が増し、接触抵抗が低くなる。
CI8. 完成 3Pプラグにケーブル取り付。 奥までしっかり芯線が入っている。
CI9. 完成 3Pプラグにケーブル取り付、反対側。 奥までしっかり芯線が入っている。
CIA. 完成 3Pプラグにケーブル取り付。 被覆部も十分に差し込む。ユーザーの要望でアース端子は外して有る。
CIB. 完成 3Pプラグにケーブル取り付、反対側。 被覆部も十分に差し込む。ユーザーの要望でアース端子は外して有る。
CJ1. 修理前 前パネルVR・電源SW基板裏
CJ2. 修理(半田補正)後 前パネルVR・電源SW基板裏。 全ての半田をやり修す。
CJ3. 完成前パネルVR・電源SW基板裏、洗浄後防湿材を塗る
CK1. 修理中 前パネルコネクター受け端子点検。
CK2. 修理前 前パネルコネクター端子。
CK3. 修理(清掃)後 前パネルコネクター端子。
CK4. 修理中 前パネルコネクター端子の配線点検。
CK5. 修理中 前パネルコネクター端子の配線点検、反対側。
CL1. 修理前  SIT(静電誘導型トランジスター)用ブロック電解コンデンサー下周り。
CL4. 修理後  SIT(静電誘導型トランジスター)用ブロック電解コンデンサー下周り。アースバーからのシャーシへのラグ端子固定ビスは黒ペイントビスから導通の良いメッキへビス交換。
CM1. 修理前 前右下足取り付け部。
CM2. 修理中 前右下足取り付け部。
CM3. 修理後 前右下足取り付け部。
CM5. 修理後 ホットボンドを詰め、下足補強。
CM6. 修理前 前左下足取り付け部。
CM7. 修理中 前左下足取り付け部。
CM8. 修理後 前左下足取り付け部。
CN1. 交換部品。
CN2. 交換部品、ブロック電解コンデンサー。 液漏れも無く綺麗ですが!!
CN3. 交換部品3。
CO1. 修理前 上から見る
CO2. 修理後 上から見る
CO3. 修理前 下から見る
CO4. 修理後 下から見る
E. 測定・調整。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこら。
E11. 50Hz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.0216%歪み。
              L側SP出力電圧40V=200W出力 0.0215%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E12. 100Hz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.0221%歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力 0.0218%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E13. 500Hz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.0225%歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力 0.0229%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E14. 1kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.027%歪み。
              L側SP出力電圧40V=200W出力 0.027%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E15. 5kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.0363%歪み。
              L側SP出力電圧40V=200W出力 0.0368%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E16. 10kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.0466%歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力 0.0471%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E17. 20kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.0799%歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力 0.0814%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E2. フルパワー出力なので、 24V高速フアンが全回転でクーリング。
Y. ユーザー宅の設置状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況.
S. YAMAHA B−1 の仕様(マニアルより) 
型式 ステレオ・パワーアンプ B-1
回路方式 シングルプッシュプルOCL、SEPP回路
パワー段用電源 L・R独立のトランス及びケミコン(15,000μF×2)×両ch
ダイナミックパワー 360W(8Ω)、(1kHz,歪0.1%)
実効出力 150W+150W(8Ω/4Ω共)、(両ch,20〜20,000Hz,歪み0.1%)
160W+160W(8Ω/4Ω共)、(両ch,1kHz,歪み0.1%)
パワーバンド幅 5Hz〜50kHz(8Ω)、(IHF,歪み0.5%)
ダンピングファクター 80(8Ω)、(両ch,100W時,8Ω)
全高調波歪率 0.02%(1kHz),0.06%(20kHz)、(両ch,100W時,8Ω)
0.02%(1kHz),0.03%(20kHz)、(両ch,1W時,8Ω)
混変調歪率 0.04%、(70Hz:7kHz=4:1,100W,8Ω)
周波数特性 5Hz〜100kHz(+0,−1dB)、(1W,8Ω)
入力インピーダンス 100kΩ
入力感度 775mV
レベル可変幅 18dB(775mV〜6V)
残留雑音 0.3mV
SN比 100dB
ランブルフィルターfc 10Hz,−12dB/oct
入力端子 NORMAL-DIRECT(SW切換)
出力端子 1-2-3-4-5(UC−1使用時)
(B-1単体の場合は1のみ)
付属回路 オーバーロード・インジケーター
パワーFET(Field Effect Transistor)保護回路(自動復帰・純電子式過電流保護回路)
スピーカー保護回路(電圧検出リレー駆動方式)
サーマルインジケーター(温度上昇検出保護回路)
ランブルフィルタースイッチ
主な使用半導体 FET(Field Effect Transistor)=39個
TR(トランジスター)=113個、 LED=3個、 ツェナーダイオード=7個、 ダイオード=64個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 440W(電気用品取締法による表示)
寸法 460W×150H×390Dmm
重量 37kg
別売品 専用アダプター UC-1
価格 335,000円(1974年当時)
U. YAMAHA UC−1 の仕様(マニアルより)
ピークメーター部 −50dB〜+5dBまで表示するピークVUメーターとメータードライブ回路
スピーカー切換部 5組のスピーカー切換SWと左右独立レベルコントロールボリューム
その他 パワーインジケーター,オーバーロードインジケーター,サーマルインジケーター
B-1との接続 直接B-1前面に実装,または,別売専用コネクターコードにて接続使用
仕上げ ブラックアルマイト,梨地仕上げ
寸法 460W×150(+5)H×83(+50)Dmm
重量 5.5kg
別売品 専用コネクターコード
価格 5万円(1974年当時)
            y-b1-k1L
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