Accuphase E−303x 修理記録
2025/4/到着   5完成 
A. 修理前の状況
  • 30年ほど前に友人から譲り受け使用しておりました。
    10年ほど前から年に数回程度しか、使わないようになり、今回、音の出せる場所に引越したので動かしたところ、リレーの音はするが両方のスピーカーから音が出ない状態でした。
    Accuphaseに修理を依頼したところ、部品がない、半田割れが認められるということで、修理不能ということで返送されました。
    この修理確認の過程で、リレー部分を叩いたところ今は音が出ているがいつ音が出なくなるかわからないので、修理不能という判断であるとのことでした。
    このような状態ですが、修理(オーバーホールが必要と考えております)をお願いできるでしょうか。



B. 原因・現状
  • 1部プッシュSW不良。
    他、経年変化による各部劣化。


C. 修理状況
  • SP接続リレー交換。
    バランス、バイアス半固定VR交換。
    大型ブロック電解コンデンサーを除く全電解コンデンサー交換。
    初段FET(電界効果トランジスター)交換。
    配線手直し、補強。
    基板ハンダ補正。



D. 使用部品
  • SP接続リレー            個。
    半固定VR              個。
    電解コンデンサー          個。
    FET(電解効果トランジスター)  個。
    フイルムコンデンサー        個。



E. 調整・測定

F. 修理費  0,000円
   オーバーホール修理。

S. Accuphase E−303x の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 上から見る
A15. 点検中 上下蓋取り、上から見る
A16. 点検中 上下蓋、左右パネルを取り、清掃後上から見る。
A17. 点検中 上蓋裏に錆びが発生。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る
A26. 点検中 上下蓋、を取り、下から見る。
A27. 点検中 上下蓋、左右パネルを取り、清掃後下から見る。
A28. 点検中 下蓋裏の埃。
A31. 点検中 SP接続端子。
A41. 点検中 入出力RCA端子郡
A53. 点検中 交換するテフロン絶縁製RCA端子。 中心電極は円筒状で4つ割方式。
A54. 点検中 WBT製RCA端子WBT−0201。 さらに複雑な構造で「カチ」と差し込み感を与える。
A55. 点検中 最近の「RCAプラグ」の中心電極は2割になっているので接触不良が起きにくい。
A71. 点検中 交換する制御リレー。 製造中止で価格は1個2000円〜
A51. 点検中 電源インレット
A61. 点検中 メインVRツマミ下のフエルト無。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C0. 修理中 基板を抜いた本体シャーシ。
C1. 修理前 右側終段ブロック FET(電解効果トランジスター)
C2. 修理中 右側終段ブロック FET(電解効果トランジスター)
C3. 完成右側終段ブロック FET(電解効果トランジスター)。 放熱シリコングリスを十分に塗る。
C4. 修理前 右側終段ブロック裏
C5. 完成右側終段ブロック裏
C6. 修理前 左側終段ブロック FET(電解効果トランジスター)
C7. 修理中 左側終段ブロック FET(電解効果トランジスター)
C8. 完成左側終段ブロック FET(電解効果トランジスター)。 放熱シリコングリスを十分に塗る。
C9. 修理前 左側終段ブロック裏
CA. 完成左側終段ブロック裏
C11. 修理前 右側終段基板
C12. 修理後 右側終段基板。
          初段複合FET(電解効果トランジスター)1個、半固定VR2個交換。電解コンデンサ−9個交換。
C13. 修理前 右側終段基板裏
C14. 修理(半田補正)後 右側終段基板裏。 半田を全部やり直す。   
C15. 完成右側終段基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C21. 修理前 左側終段基板
C22. 修理後 左側終段基板。
          初段複合FET(電解効果トランジスター)1個、半固定VR2個交換。電解コンデンサ−9個交換。
C23. 修理前 左側終段基板裏
C24. 修理(半田補正)後 左側終段基板裏。 半田を全部やり直す。   
C25. 完成左側終段基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C31. 修理前 電源基板。
C32. 修理後 電源基板。 SP接続リレー2個、電解コンデンサー10個交換。
C33. 修理前 電源基板裏
C332. 修理前 電源基板裏。SP接続リレー足の半田不良。
C333. 修理前 電源基板裏。SP接続リレー足の半田不良。
C34. 修理後(半田補正) 電源基板裏。 半田を全部やり直す。 フイルムコンデンサー6個追加。
C35. 完成電源基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C41. 修理前 トーン・コントロール基板 電解コンデンサ−交換。
C42. 修理後 トーン・コントロール基板。 TR(トランジスター)24個、半固定VR2個、電解コンデンサー6個交換。
C43. 修理前 トーン・コントロール基板裏
C44. 修理後(半田補正) トーン・コントロール基板裏。 半田を全部やり直す。
C45. 完成トーン・コントロール基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C51. 修理前 トーン・コントロールSW基板
C52. 修理後 トーン・コントロールSW基板。 電解コンデンサ−12個交換。
C53. 修理前 トーン・コントロールSW基板裏
C54. 修理後(半田補正) トーン・コントロールSW基板裏。 半田を全部やり直す。
C55. 修理前 トーン・コントロールSW基板裏2
C56. 修理後(半田補正) トーン・コントロールSW基板裏2。 半田を全部やり直す。
C57. 完成トーン・コントロールSW基板裏2。 洗浄し、コートを塗布後。
C57. 完成トーン・コントロールSW基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C61. 修理前 EQ基板
C62. 修理後 EQ基板。 半固定VR2個、電解コンデンサ−1、TR(トランジスター)2個交換、フイルムコンデンサー2個追加。
C63. 修理前 EQ基板裏
C64. 修理後(半田補正) EQ基板裏。 半田を全部やり直す。
C65. 完成EQ基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C71. 修理前 プリ出力/メインAMP入力切換SW基板
C72. 修理前 プリ出力/メインAMP入力切換SW基板基板裏
C73. 修理後(半田補正) プリ出力/メインAMP入力切換SW基板基板裏。 半田を全部やり直す。
C74. 完成プリ出力/メインAMP入力切換SW基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C81. 修理前 TapeMonitor SW基板
C82. 修理前 TapeMonitor SW基板裏
C83. 修理後(半田補正) TapeMonitor SW基板裏。 半田を全部やり直す。
C84. 完成TapeMonitor SW基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C85. 修理前 TapeCopy SW基板
C86. 修理前 TapeCopy SW基板裏
C87. 修理後(半田補正) TapeCopy SW基板裏
C88. 完成TapeCopy SW基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C91. 修理前 Disk−1 Impedance切換SW基板
C92. 修理前 Disk−1 Impedance切換SW基板裏
C93. 修理後(半田補正) Disk−1 Impedance切換SW基板裏。 半田を全部やり直す。
C94. 完成Disk−1 Impedance切換SW基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
C93. 修理前 VUメーター基板裏。
CA1. 修理前 VUメーター基板裏。
CA2. 修理後(半田補正) VUメーター基板裏。 半田を全部やり直す。
CA3. 完成VUメーター基板裏。 洗浄し、コートを塗布後。
CA4. 修理中 VUメーター照明ランプ。
CB1. 修理中 メインVR点検・清掃
CB2. 修理中 バランスVR点検・清掃
CC1. 修理前 電源ブロック電解コンデンサー下
CC2. 修理後 電源ブロック電解コンデンサー下、 フイルムコンデンサー4個追加。
CF1. 修理中 パネル清掃。 
CF2. 修理中 パネル裏遮蔽スポンジ。 
CF3. 修理後 パネル裏遮蔽スポンジ。張り替える。
CF4. 修理中 メインVRツマミ下のフエルト無。
CF5. 修理後 メインVRツマミ下のフエルト。 新しいのを付ける。
CF6. 修理中 プシュSWの軸がズレて入る。設計ミスか打ち合わせミスか? パネルのプシュボタンとSWの軸が違う為、サポーターが入れて有る。この為動きが悪い。
CF7. 修理中 プシュSWの軸がズレて入る。設計ミスか打ち合わせミスか? パネルのプシュボタンとSWの軸が違う為、サポーターが入れて有る。この為動きが悪い。
CG1. 交換部品
CG2. 交換部品。真っ黒に酸化した半固定VR。
CH1. 修理前 上から見る
CH2. 修理後 上から見る
CH3. 修理前 下から見る
CH4. 修理後 下から見る
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. AUX_50Hz入力、右側SP出力電圧35V=153W、 0.0175%歪み。
                 左側SP出力電圧35V=153W、 0.0169%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. AUX_100Hz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.063%歪み。
                   左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.058%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. AUX_500Hz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0178%歪み。
                   左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0186%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. AUX_1kHz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0200%歪み。
                 左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0208%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E242. その時のVUメーター。
E25. AUX_5kHz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.036%歪み。
                 左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.036%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. AUX_10kHz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.046%歪み。
                   左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.046%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. AUX_20kHz入力、右側SP出力電圧5V=153W出力、 0.231%歪み。
                   左側SP出力電圧5V=153W出力、 0.233%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E31. MM_50Hz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0086%歪み。
                左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.0091%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E32. MM_100Hz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.063%歪み。
                  左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.058%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250kHz、右=1kHz。
E33. MM_500Hz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.063%歪み。
                  左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.077%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E34. MM_1kHz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.043%歪み。
                  左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.049%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E35. MM_5kHz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.050%歪み。
                 左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.065%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=100kHz。
E36. MM_10kHz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.062%歪み。
                  左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.078%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E37. MM_20kHz入力、右側SP出力電圧35V=153W出力、 0.254%歪み。
                  左側SP出力電圧35V=153W出力、 0.300%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=500kHz。
E4. フルパワー出力なので、 24V高速フアンが全回転でクーリング。
E5. 24時間エージングで完成、 右は Technics SE−A3. 2台目
S. Accuphase E−303x の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 インテグレーテッドステレオプリメインアンプ  E−303x
連続平均出力(EIA、両ch動作、
20Hz〜20kHz、歪率0.01%以下)
4Ω負荷=200W/ch、 8Ω負荷=150W/ch、 16Ω負荷=75W/ch
全高調波歪率(EIA、両ch動作) 0.01%(4Ω以上の負荷、20Hz〜20kHz、0.25W〜定格出力)
IM歪率(EIA) 0.005%
周波数特性(EIA)
Main Amp Input 20Hz〜20000Hz +0 -0.2dB(定格出力時)
1.5Hz〜150000Hz +0 -3.0dB(1W出力時)
High Level Input 20Hz〜20000Hz +0 -0.2dB(定格出力時)
Low Level Input 20Hz〜20000Hz +0.2 -0.2dB(定格出力時)
ダンピングファクター(EIA) 150(8Ω負荷、50Hz)
入力感度/インピーダンス
(定格出力/EIA1W出力)
Disc MM(Head amp off)=2.7mV/0.22mV/47kΩ
Disc MC(Head amp on)=0.085mV/0.007mV/10、30、100Ω
Tuner、Line、Tape play=170mV/13.9mV/20kΩ
Main amp input=1.4V/0.12mV/20kΩ
ディスク最大入力(1kHz、歪率0.005%) Head Amp Off=300mVrms、 Head Amp On=9.5mVrms
定格出力/出力インピーダンス Pre Output=1.4V/200Ω
Tape Rec Output=170mV/200Ω(DISCの場合)
Headphones=0.4V、適合インピーダンス 4〜100Ω
ゲイン Main Input → Output=27.8dB
High Level Input → Pre Output=18.4dB
DISC Input(Head Amp Off) → Tape Rec Output=36dB
DISC Input(Head Amp On) → Tape Rec Output=66dB
S/N、入力換算雑音
入力ショート・A-補正 EIA
定格入力時 入力換算雑音
Main Amp Input 123dB -120dBV 102dB
High Level Input 105dB -120dBV 82dB
DISC(Head Amp Off) 86dB -137dBV 80dB
DISC(Head Amp On) 72dB -153dBV 80dB
トーンコントロール 10ステップ・コントロール
ターンオーバー・ポイント 低音=200Hz、500Hz
高音=2kHz、7kHz
低音 500Hz=±7.5dB(100Hz)、1.5dBステップ
200Hz=±7.5dB(50Hz)、1.5dBステップ
高音 2kHz=±7.5dB(10kHz)、1.5dBステップ
7kHz=±7.5dB(50kHz)、1.5dBステップ
ラウドネス・コンペンセーター
(Volume -30dB)
Comp 1=+3dB(100Hz)、 Comp 2=+6dB(100Hz)
Comp 3=+8dB(100Hz)、+6dB(20kHz)
サブソニックフィルター 17Hz、-12dB/oct
アッテネーター -20dB
パワーメーター 対数圧縮型ピークレベル表示、 dB及び8Ω負荷時の出力直読
負荷インピーダンス 2〜16Ω
使用半導体 トランジスタ=108個、 FET=23個、 IC=17個、ダイオード=103個
電源 AC100V/117V/220V/240V、50Hz/60Hz
消費電力 無入力時=90W、 電気用品取締法=320W、 8Ω負荷定格出力時=550W
外形寸法 幅445x高さ160(脚含む)x奥行370mm
重量 20.5kg
価格/発売日 ¥298,000(1983年12月発売)
別売=ウッドキャビネット A-8(¥16,000)
外形寸法 幅466x高さ190x奥行385mm
                                e303x_
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