Ｔｅｃｈｎｉｃｓ　ＳＰ－１０ｍｋⅢ．　６台目修理記録

同時修理機器　ＳＰ－１０ｍｋⅢ　５台目　　　梱包はこちらを参考　　　平成２０年４月８日持込　　６月１３日完成

注意　このＡＭＰは初期のＣ－ＭＯＳ－ＩＣそれもカスタム「ＭＮ６０４２」が使用されています。 　　　　基板を触るときは十分注意すること。無論のこと、ハンダ処理時や測定時は十分の接地処理をすること

Ａ．　修理前の状況 　　　　購入し２０年以上愛用してきま したが、 　１．　電源オン後、６０分くらいで自動的に停止します（最近は電源投入しても回転が スタートしないことも時々あります）。 　２．　一度停止すると、何度電源投入、スタートボタンを押下しても回転はスタート しません。 　３．　半日くらい経過後、電源オン、スタートボタン押下で正常回転するようになり ますが、１時間くらいするとまた停止してしまいます。 何回か、「テクニクス・サービス」へ送付しましたが、不具合再現しませんでした。 Ｂ．　原因 　　　各部経年劣化。 Ｃ．　修理状況 ＣＭ．　機構修理状況 Ｄ．　使用部品 　　　　電解コンデンサー　　　　　　　　　　　　　　　　４５個。 　　　　ダイオード　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　４個。 　 Ｅ．　測定・調整 Ｆ．　修理費　　　　　　　　　　　７０，０００円。　　オーバーホール修理。 Ｓ．　Ｔｅｃｈｎｉｃｓ　ＳＰ－１０ｍｋⅢ　の仕様（カタログ・マニアルより） T．　Ｔｅｃｈｎｉｃｓ　ＳＨ－１０Ｂ５　の仕様（カタログ・マニアルより）

Ａ．　修理前の状況 Ａ－１Ａ．　点検中　キャビネット「ＳＨ-１０Ｂ５」に収まっている、上から見る。

Ａ－１Ｂ．　点検中　テーブルは綺麗。

Ａ－１Ｃ．　点検中　ターンテーブルを外し、上から見る。

Ａ－１Ｄ．　点検中　裏から見る。

Ａ－１Ｅ．　点検中　ゴム足を取る。

Ａ－２Ａ．　点検中　　ターンテーブル。　半日を費やし、やっと外れる！

Ａ－２Ｂ．　点検中　タンテーブルがアウター・ロータに成っている。　非常に綺麗です。

Ａ－２Ｃ．　点検中　タンテーブルがアウター・ロータに成っている。　非常に綺麗です。

Ａ－２Ｄ．　点検中　ターンテーブル裏パルス発生山、非常に綺麗です。

Ａ－３Ａ．　点検中　上から見る。

Ａ－３Ｂ．　点検中　アマチュアを見る。

Ａ－３Ｃ．　点検中　アマチュアを見る２。

Ａ－４Ａ．　点検中　下から見る。

Ａ－４Ｂ．　点検中　下ケースを取り、下から見る

Ａ－５Ａ．　点検中　接続コネクター点検。

Ａ－６Ａ．　点検中　ケースを取り、本体を上から見る

Ａ－６Ｂ．　点検中　ケースを取り、本体を左側から見る

Ａ－６Ｃ．　点検中　点検中　ケースを取り、本体を右側から見る。

Ａ－６Ｄ．　点検中　底板を見る、膨らみは無し。

Ａ－６Ｅ．　点検中　電源側ユニットへのソケットも点検中

ＣＭ．　機構修理状況 ＣＭ－１Ａ．　修理中　軸のグリスアップ、機械油が使用されていましたが、この様な重い（負荷が高い）タンテーブルの場合は不可

ＣＭ－１Ｂ．　修理中　　軸のグリスアップ。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　タンテーブルを架台から取り外せず、長い間グリスアップをしていない為、奥の方までキズが有る。

ＣＭ－１Ｃ．　修理中　　軸のグリスアップ。　奥の方までキズが有る。

ＣＭ－１Ｄ．　修理中　底を見る。　グリスは無し

ＣＭ－２．　修理中　ブレーキ機構のメカ調整

Ｃ．　修理状況 Ｃ－１Ａ．　修理中　基板を取り除く。

Ｃ－１Ｂ．　修理中　　トランスの押さえゴム。

Ｃ－１Ｃ．　修理後　トランスの押さえゴム、　切り込みを入れ、当たりを弱める。

Ｃ－２Ａ．　修理前　定電圧回路基板

Ｃ－２Ｂ．　修理後　定電圧回路基板　電解コンデンサー１７個、半固定ＶＲ２個交換

Ｃ－２Ｃ．　修理前　定電圧回路基板裏

Ｃ－２Ｄ．　修理（半田補正）後＋不要なフラックスを取る 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　定電圧回路基板裏、全ハンダをやり直す、手直しのコンデンサー２個は基板表に移動する

Ｃ－２Ｅ．　完成定電圧回路基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。

Ｃ－３Ａ．　修理前　操作回路基板

Ｃ－３Ｂ．　修理後　操作回路基板。　電解コンデンサー３個交換

Ｃ－３Ｃ．　修理前　操作回路基板裏

Ｃ－３Ｄ．　修理（半田補正）後　操作回路基板裏、全ハンダをやり直す

Ｃ－３Ｅ．　完成操作回路基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。

Ｃ－４Ａ．　修理前　制御回路基板

Ｃ－４Ｂ．　修理後　制御回路基板　半固定ＶＲ５個、電解コンデンサー１０個交換

Ｃ－４Ｃ．　修理後　制御回路基板裏

Ｃ－４Ｄ．　修理（半田補正）後　制御回路基板裏、全ハンダをやり直す

Ｃ－４Ｅ．　完成制御回路基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。

Ｃ－５Ａ．　修理前　駆動回路基板

Ｃ－５Ｂ．　修理後　駆動回路基板　電解コンデンサー１７個交換

Ｃ－５Ｃ．　修理前　駆動回路基板裏

Ｃ－５Ｄ．　修理（半田補正）後　駆動回路基板裏、全ハンダをやり直す

Ｃ－５Ｅ．　完成駆動回路基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。

Ｃ－６Ａ．　修理中　ヒューズ基板

Ｃ－６Ｆ．　修理前　ヒューズ基板裏

Ｃ－６Ｇ．　修理（半田補正）後　ヒューズ基板裏、全ハンダをやり直す

Ｃ－６Ｈ．　完成ヒューズ基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。

Ｃ－６Ｉ．　修理中　ヒューズ基板ラッピング

Ｃ－６Ｊ．　修理後　ヒューズ基板ラッピング、ハンダを染み込ませる。

Ｃ－７Ａ．　パネル清掃

Ｃ－７Ｂ．　ケーブルコネクター点検

Ｃ－８．　修理中　ターンテーブル操作ＳＷの埃

Ｃ－８Ｂ．　修理中　Ｓｔａｒｔ　Ｓｔｏｐ　ＳＷの弾性が弱く成っているので、バネを取り付ける。

Ｃ－９Ａ．　修理前　ターンテーブル操作・ＬＥＤ表示基板裏

Ｃ－９Ｂ．　修理（半田補正）後　ターンテーブル操作・ＬＥＤ表示基板裏

Ｃ－９Ｃ．　完成ターンテーブル操作・ＬＥＤ表示基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。

Ｃ－ＡＡ．　修理前　ターンテーブル接続基板裏

Ｃ－ＡＢ．　修理（半田補正）後　ターンテーブル接続基板裏

Ｃ－ＡＣ．　完成ターンテーブルＬＥＤ接続基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。

Ｃ－ＢＡ．　修理（清掃）中　ストロボ表示ガラス

Ｃ－ＣＡ．　交換部品

Ｃ－ＤＡ．　修理前　上から見る

Ｃ－ＤＢ．　修理後　上から見る

Ｃ－ＤＣ．　修理前　左側から見る

Ｃ－ＤＤ．　修理後　左側から見る

Ｃ－ＤＥ．　修理前　右側から見る

Ｃ－ＤＦ．　修理後　右側から見る

Ｃ－ＥＡ．　修理前　上から見る

Ｃ－ＥＢ．　修理後　上から見る

Ｅ．　測定・調整 Ｅ－１．　測定　３３回転。　ストロボが１部欠けているのは、斜めに撮影したのと、シャッターとの同期の為

Ｅ－２．　測定　４５回転。　ストロボが１部欠けているのは、斜めに撮影したのと、シャッターとの同期の為

Ｅ－３．　測定　７８回転。　ストロボが１部欠けているのは、斜めに撮影したのと、シャッターとの同期の為

Ｅ－５．　測定　　３３回転。　微調整－９．９％。　ＬＯＣＫ「ＬＥＤ表示」。　少数１桁ＬＥＤ表示は１セグメント不良。

Ｅ－６．　測定　　４５回転。　微調整＋９．９％。　少数１桁ＬＥＤ表示は１セグメント不良。

Ｅ－８Ａ．　完成し２４時間連続動作エージング中　マイクロがベルトドライブ等の機械的機構で安定させたのに比べ、 　　　　　　　　　　　　純粋に電気で安定させている。

Ｓ．Ｔｅｃｈｎｉｃｓ　ＳＰ－１０ｍｋⅢ　の仕様（カタログ・マニアルより）

形式 クォーツフェイズロックドコントロール、　ダイレクトドライブ ターンテーブル 銅合金＋アルミダイカスト製，直径３２ｃｍ ターンテーブル重量 １０ｋｇ 慣性質量 １．１ｔｏｎ・ｃｍ2（１，１００ｋｇ・ｃｍ） モータ クォーツフェイズロックドコントロール、　超低速電子整流子ブラシレスＤＣモータ 回転数 ３スピード，３３・1/3，４５，７８．２６ｒｐｍ 回転数微調範囲 ０．１％ステップで±９．９％までのクォーツロックピッチ可変（各回転数単独） 起動トルク １６ｋｇ・ｃｍ 起動時間 ０．２５秒（３３・1/3ｒ.ｐ.ｍ.） 停止時間 ０．３秒（３３・1/3ｒ.ｐ.ｍ.） 負荷変動 １０ｋｇ・ｃｍ以内、　０％ 回転数偏差 ±０．００１％以内 ワウ・フラッタ ０．０１５％　ＷＲＭＳ（ＪＩＳ　Ｃ５５２１）±０．０２１％　ｗｅｉｇｈｔｅｄ　ｚｅｒｏ　ｔｏ　ｐｅａｋ（ＤＩＮ４５５０７，ＩＥＣ９８Ａ　ｗｅｉｇｈｔｅｄ） ＳＮ比 ９２dB　ＤＩＮ-Ｂ（ＩＥＣ９８Ａ　ｗｅｉｇｈｔｅｄ）、　６０dB　ＤＩＮ-A（ＩＥＣ９８Ａ　ｕｎｗｅｉｇｈｔｅｄ） 電源 ＡＣ１００Ｖ，５０/６０Ｈｚ 消費電力 ２５Ｗ 外形寸法 ３６９Ｗ×１１３Ｈ×３６９Ｄmm（本体）、１６６Ｗ×９６Ｈ×４１０Ｄmm（電源＋コントロールユニット） 重量 １８ｋｇ（本体のみ）、　６ｋｇ（電源＋コントロールユニット） 価格 ￥２５０，０００

Ｔ．　Ｔｅｃｈｎｉｃｓ　ＳＨ－１０Ｂ５　の仕様（カタログ・マニアルより）

形式 ＳＨ-１０Ｂ５ 外形寸法 ５６１Ｗ×１７５Ｈ×４６６Ｄmm 重量 １９．０ｋｇ（ダストカバー含む） アーム実効長 ２１１～２４２mm トーンアーム後部 １１０mm以内（Ｌが２１１mmの時）、　８０mm以内（Ｌが２４２mmの時） アームベース ＥＰＡ-１００ＭＫ２用穴あき１枚、　穴無１枚付 価格 ￥１２０，０００

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